.htaccessとは?
.htaccess
(エイチティーアクセス)は、Apache(アパッチ)サーバーで動作する設定ファイルのことです。
ウェブサイトの動作をカスタマイズしたり、セキュリティを強化したりするために使われます。
特定のディレクトリ(フォルダ)単位で設定できるのが特徴です。
通常、.htaccess
はウェブサイトのルートディレクトリ(最上位のフォルダ)や、
特定のフォルダ内に設置して利用します。
.htaccessの主な用途
.htaccess
を使うと、以下のような設定が可能です。
- リダイレクト(転送)設定
- 301リダイレクト(恒久的な転送)
- 302リダイレクト(一時的な転送)
- WWWあり/なしの統一
- httpからhttpsへ強制転送(SSL化)
- アクセス制限
- 指定したIPアドレスからのアクセスをブロック
- 特定のフォルダやファイルへのアクセスを制限
- Basic認証(ID・パスワードで保護)
- カスタムエラーページの設定
- 404エラーページ(ページが見つからない)
- 403エラーページ(アクセス禁止)
- 500エラーページ(サーバーエラー)
- URLの書き換え(リライト)
- SEOに強いURLに変更(例:
example.com?id=123
→example.com/item/123
)
- SEOに強いURLに変更(例:
- MIMEタイプの設定
.webp
や.svg
など、新しい画像フォーマットのサポート
- キャッシュの制御
- ブラウザキャッシュの有効期限を設定し、表示速度を向上
- 圧縮(Gzip圧縮)
- HTMLやCSS、JavaScriptのサイズを縮小し、ページの読み込みを高速化
.htaccessの設置方法
1. .htaccessファイルを作成
- メモ帳(Windows)やテキストエディタ(VS Code, Sublime Text など)を開く
- 新規ファイルを作成し、
.htaccess
という名前で保存
※拡張子を「.txt」にしないよう注意
2. .htaccessファイルをアップロード
作成した.htaccess
ファイルをFTPソフト(FileZillaなど)でサーバーのルートディレクトリにアップロードします。
3. 設定を反映
アップロード後、ブラウザで動作確認を行い、設定が正しく反映されているか確認しましょう。
.htaccessの具体的な設定例
1. wwwあり/なしの統一
www.example.com
をexample.com
に統一したい場合:
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.example\.com [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://example.com/$1 [L,R=301]
2. HTTPからHTTPSへリダイレクト
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}/$1 [L,R=301]
SSL化している場合、http://
のアクセスをhttps://
に統一:
3. 特定のIPアドレスをブロック
特定のIP(123.456.789.000
)をブロック:
Order Deny,Allow
Deny from 123.456.789.000
4. 404エラーページを設定
オリジナルの404ページ(error/404.html
)を表示:
ErrorDocument 404 /error/404.html
5. SEO向けのURL書き換え
example.com/product.php?id=123
を example.com/product/123
に変更:
RewriteEngine On
RewriteRule ^product/([0-9]+)$ product.php?id=$1 [L]
.htaccessを編集するときの注意点
- バックアップを取る
- 設定を間違えるとサイトが表示されなくなることがあるため、編集前に必ずバックアップを作成する。
- 記述ミスに注意
RewriteRule
やRewriteCond
の記述ミスがあると、意図しない動作をすることがある。
- ファイル名に注意
.htaccess
は「.(ドット)」で始まるため、Windows環境では作成時に注意が必要。
- キャッシュの影響を考慮
.htaccess
を編集した後、ブラウザのキャッシュを削除しないと変更が反映されない場合がある。
まとめ
.htaccess
は、ウェブサイトの動作やセキュリティを簡単に設定できる便利なファイルです。
リダイレクトやアクセス制限、SEO対策など、さまざまな用途で活用できます。
編集の際は、バックアップを取ることと記述ミスに注意することが大切です。
ウェブサイトを運営するなら、.htaccess
を活用して最適な環境を整えましょう!